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若者に観戦させたいなら、若者を狙ってプロモーションをしようという話

Bリーグ公式サイトにおいて、開幕節の反響報告というニュースリリースが出ていました。どのように試合が観戦、視聴されたかを公式が発表するというのは珍しく、興味深いリリースでした。

 

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9月22日(木・祝)開幕戦は各デバイス合計8~10%の視聴率効果 好調なB1クラブの入場者数!昨年対比200%!18試合中11試合が満員御礼

 

若者の興味を惹いたBリーグのプロモーション

この発表では、入場者数が昨年対比で約200%だったとのこと。バスケットボールのプロリーグが開幕、プロ野球、サッカーに続く立場になるべくプロスポーツへ殴り込みということで、かなり注目を集めていましたが、開幕節の出だしは好調だったようですね。既に第2節で集客の課題が見えるところもあるようですが、まずは最初としては成功と言える動員だったのではないかと思います。

 

このリリースで注目したいのが、テレビ中継されたアルバルク東京対琉球ゴールデンキングスが「テレビ離れといわれている若い世代を惹きつけ」たというところですね。入場者の中で若者がどれだけの割合いたのかは分かっていないですが、その若者たちの興味を惹くくらいのことは確かにやっていたよな、と思うのです。

 

フジテレビにおける中継ではタレントの広瀬アリス・すず姉妹をスペシャルブースターに起用。開幕戦のテーマソングを歌うのはE-girlsやモデルとして女性から高い人気を誇る、藤井萩花・夏恋姉妹のShuuKaRen。メンズノンノ特別編集のムック本「B.LEAGUE BIBLE」表紙には、栃木ブレックスの田臥勇太選手とともに三代目J Soul Brothersの面々が並ぶ。そのShuuKaRenのテーマソングがBGMとしてかかる、開幕戦へ向けたブランドムービーも話題に。

 

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Bリーグ開幕戦の様子。徹底的にプロモーションをしたからこそ、若者の目を惹くことになった。

 

若者に観戦させたいなら、徹底的にプロモーションをやるべき

どうやら視聴率は目標には届かなかったようですが、それでも若者に目を向けさせることには成功したんですよね。それはこれだけ徹底的に、若者から指示されるタレントや歌手を起用してプロモーションを行ったからです。プロモーション全体としては、若者の興味を煽ることに完全に振り切っていましたね。

 

そして、アリーナへ行った時に待っているのは、前回記事にしたような“体験”な訳です。プロモーションにもアリーナ演出にも多大な予算やリソースが割かれているはずで、開幕戦を絶対に成功させようという強い意思が伺えます。

 

広告やPRに限らずマーケティングにおいては、STP戦略で言われるセグメンテーションというのが重要な要素になりますが、その戦略を徹底的に遂行した結果でしょう。成否はBリーグの隆盛とともに答えが出るでしょうが、個人的には素晴らしかったなと思っています。

 

Bリーグがこれだけ若者の目を惹いたのですから、プロ野球やJリーグもうかうかしてはいられない。若者や新規をファンに取り込んでいくのはプロスポーツの観客動員において非常に大事ですが、例えばJリーグはこれだけ振り切った若者向けプロモーションはやれていないんですよね。若者にスポーツ観戦をさせたいなら、興味を惹けるように徹底的にプロモーションをしよう、という話ですね。

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