スポーツ

日立サンロッカーズが渋谷区、青山学院大学と提携 産官学連携の事例に

2016/06/14

もう3日経ってしまっているのですが、今秋から始まるBリーグに参加する日立サンロッカーズ東京・渋谷から面白い発表がありました。

 

バスケットボールの国内トップリーグ、 NBL(日本バスケットボールリーグ)に所属している日立サンロッカーズ東京です。

 

そのBリーグで使用するホームアリーナに、同じ渋谷区の青山学院大学の体育館を使用するという発表です。リリースにもありますが、日立、青山学院、渋谷区という産官学連携が実現する形となり、これはもしかすると新しいモデルになるかもしれないなと。

 

B1リーグ(1部リーグ)が基準とする5,000人を超える収容人数を誇り、サザンオールスターズなどが学園祭でコンサートを行った実績もある体育館です。各種トップスポーツで大学体育館がホームアリーナになるのは初めて、ということではありますが、渋谷のど真ん中で歴史もある場所ということで、条件としては十分でしょう。

 

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日立サンロッカーズ東京・渋谷のホームアリーナとなった青山学院記念館。(画像出典:フロー・イントゥ・マージンNo.5

 

この産官学連携という事例は今後、もしかするとBリーグのみならず日本のプロスポーツに影響があるのではないかと思います。大学スポーツとスタジアムやアリーナを共有する、というのはヒントになると思うんですよね。特に青山学院大学は大学バスケットボールの中でもトップクラスの実力と実績があるため、日立サンロッカーズとのシナジーも高くなりそうな気がしています。

 

プロ・大学・地域が連携することによるメリットは大きい

大学というのは広大な敷地を持ちますし、学生が多ければ多いほど近辺の地域に対する経済への影響もある。校舎だけではない設備投資をしていて、中には自治体が所有する以上のスタジアムや体育館を持っている大学もある。大学には少なからず地域性があるのですから、近い地域で活動するプロクラブがこうした施設を利用するのも理に適っているということになります。

 

大学も地域の理解を得ながらキャンパスを運営しているのですから、その点ではプロクラブと変わらない訳ですが、学生の地域貢献が目に見えやすいおかげで理解は得やすいと思うんですよね。あるいは歴史が長ければ既に理解もある訳です。そこを大学と一緒にやれればプロクラブにメリットがある。

 

対して、大学としてもまず競技面でメリットがありますし、経済面では大学スポーツのビジネスを大きくしていくことも考えられる。プロも大学もスポーツビジネスの規模が大きくなれば、地域に対する貢献というところも大きくなっていく。プロに大学にと利用用途も広がってくれば、スタジアムやアリーナの建設認可も下りやすくなるかもしれない。

 

簡単にはいかない部分もあるでしょうが、産官学連携というのはメリットも大きいのではないかと思います。特に日立サンロッカーズについては、渋谷区では大きなアリーナを新規に建てることは現実的ではないですし、交通の便がいいところにホームアリーナを持つというのも難しい。そうした目の前の大きなメリットもあるということになります。

 

日立サンロッカーズも行政・大学と連携して社会貢献・地域貢献を図るということですし、この産官学連携がいい事例になるといいなあと。このモデルがBリーグだけでなく日本のスポーツにどんな風に影響していくのか、楽しみになってきますね。

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