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Wi-Fiの充実からスタジアムでのユーザー体験が高まる

3日前の「スポーツイノベイターズオンライン」で、今年のNFLスーパーボウル会場になったリーバイス・スタジアムについての記事がありました。

 

今までにこのブログでも書いてきましたが、この記事を読んで改めて思ったのは、ITやテクノロジーとの接続がスタジアムでのユーザー体験を高める、ということです。スマートスタジアムだとかコネクテッドスタジアムという言い方がありますが、Wi-Fiが使えてネットにつながるだけで、スタジアムでできる面白いことが一気に増えるんですよね。特にスマートフォンの領域で。

 

スーパーボウルで実証、世界最強の「ITスタジアム」
2016年2月に開催されたNFLの優勝決定戦「第50回スーパーボウル」の舞台となった「Levi's Stadium(リーバイス・スタジアム)」。世界最高の「ファン体験」を生み出すために高度にIT(情報技術)武装された“最強スタジアム”だ。そのIT化の全貌とは。

 

Wi-Fiがあればスタジアムでの体験シェアが拡散する

MMD研究所の最新の調査によると、シニア世代にもスマートフォンは普及してきているようですから、このデバイスを使わない手はないと思うんですよね。身近にあるというか、肌身離さず持ち歩くスマートフォンをスタジアムに持ち込むだけで楽しさが増すのなら、ここの体験の設計はどのスタジアムでも考えた方がいいんですよね。

 

ソーシャルメディアでのシェアのように手軽なところから、NFLのように試合のリプレイ動画を観るようなことまで、Wi-Fiとスマートフォンがあるだけで可能になることは多い。スタジアムにいる時間が楽しければ観客の満足度は上がり、その体験がシェアされていく。シェアされた人が興味を持ってスタジアムにやって来る。

 

体験がソーシャルメディアでシェアされていけば効果は絶大になります。若い世代は検索にGoogleやYahoo!でなくSNSを使うという話ですし、実体験の口コミは信用されやすい。SNSでのシェアというのはやりようによっては無限に広がりますし、Wi-Fiの設置はそれだけで集客のトリガーになり得るという訳です。

 

例えばJリーグやプロ野球の観客なら、他の試合の速報をスマートフォンで見ながら観戦できるだけでも楽しさが増すかもしれません。日本のスマートフォンではインターネット通信量の制約が毎月ありますが、Wi-Fiがあればその制限は取っ払ってしまえる。会場で撮った写真や動画をWi-Fi回線でシェアするようなライトな使い方でも、制限がない分だけ外向きに広がりやすくなる。

 

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リーバイス・スタジアムはコネクテッドスタジアムの最高峰。日本にもこんなスタジアムができて欲しい。 (C) Usbduong33

 

Wi-Fiによってスタジアムや競技側から体験を用意していけるようになる

そうしたユーザーの自発的なシェア行為を促す他に、スタジアムや競技の運営側からさらなる体験を用意できるとしたらと考えると、これはまた夢があるなあとも思うんですよね。

 

例えばVR技術を応用できたら。リプレイ動画をリアルタイムで3Dに生成して、VR技術を使って選手目線でそのプレーを疑似体験するというようなことも考えられる。ファンは普通グラウンドには入れない訳ですから、ただ観客席に座っているだけでは得られないものを用意できることにもなる。

 

スタジアムなら普段得られない体験をできる、ということになれば観戦の価値が上がりますし、その後の集客に間違いなくつながる。そうした体験を用意していけるのがコネクテッドスタジアムなんですよね。そのためにはインターネット通信のインフラになるWi-Fiが必要になってきます。

 

日本のスタジアムでも無料Wi-Fiが使えるところは増えてきていますが、1回30分までの接続で速度が遅いとか、特定キャリアのユーザーでないと利用できないだとか、そうした制約も多いのが現状です。インフラ強度との兼ね合いもありますが、ぜひどのスタジアムでも充実させて欲しいなあと思っています。

 

Wi-Fiアクセスポイントの設置も、スタジアムの建設や改築と比べたら安価な投資になるはず。まずはどこのスタジアムに行っても無料Wi-Fiがあるという状態を作ることができればいいんじゃないかなと思います。

 

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