スポーツ

東京ドームと横浜スタジアムから見える未来のスタジアムの形

2016/06/14

最近はスタジアム関連で面白い話題が2つあったのでそれについて触れようと思います。一つは東京ドーム、もう一つは横浜スタジアムですね。

 

東京ドームが大規模改装へ 開業以来初、人工皮革席を用意
 東京ドームは22日、今後3年間で約50億円かけてドームの大規模改装をすると発表した。大規模改装は1988年の開業以来初めてで、人工皮革シートで座席幅や前後の空間を広くとった席を480席用意する。通常
横浜スタジアム買収で広がる「夢」。発表された“未来予想図”がスゴイ!
私どもには夢があります――。世間がセンテンススプリングでざわつく木曜日。横浜DeNAベイスターズにも春が来た。

 

東京ドームは開業30周年を前にして初の大規模改装

東京ドームについては、開業30周年も近づく中で初となる大規模改装を実行するというニュースでした。まずは照明にLEDを順次導入し、座席についても人工皮革のシートを用意するなど改善していくというもの。私も何度か東京ドームへ行ったことがありますが、座席は決して座り心地がいいとは言えなかったので(苦笑)、基本となる部分が改善されて快適に観られるようになるのは良いですね。

 

それと面白いのが、人工皮革席の中にタブレットを設置した席を設けるというもの。160席と多くはないですが、試合中にリプレイ動画やデータが見られるというのは既にアメリカでも導入されているもので、スタジアムでの体験を高めるものです。これは順次と言わず早期に実装して欲しいですね。できれば無料Wi-Fiもスタジアム中で使えるようにして、アプリなどを使って一般席でも見られるようにすれば、そのアプリ上で出す広告なども考えられるので、ユーザー体験としてもビジネス面としても非常にメリットが大きいはずです。

 

あと東京ドームで改善すべきといえば、フードでしょうか。NewsPicksでもこの話題だピックされていたのですが、「東京ドームのフードは美味しくない」という意見も多く。スタジアムというのはスポーツを観る場所というのが基本的な価値ですが、その観戦経験に付加価値を与えていくのがフードだったり、スタジアムまでの道程だったりします。東京ドームは最寄駅から近くアクセスは抜群なので、座席や照明以外の部分でも体験のレベルが上がるとなおいいなあ、と思います。

 

今は“理想”ながら、都市の文化になろうとする横浜スタジアム

個人的により注目したいのが横浜スタジアム。横浜DeNAベイスターズのTOBが完了し、今月末から同球団の子会社になることに。これで横浜という大都市に、球場との一体経営を実現する球団ができたことになります。一体経営については広島カープや東北楽天に続くケースということになりますが、横浜は都市の規模として上を行く。この大都市で一体経営が実現するのは非常に意義のあることではないかと思っています。

 

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運営母体が横浜DeNAベイスターズの子会社に替わる横浜スタジアム。都市に溶け込むボールパークとして今後どのような変化を遂げるのか。

 

記事にあるスタジアムの画像は今後実現したい理想ということですが、見逃せないのが、横浜という街の歴史と文化に溶け込んだ形でそれを実現しようと考えているところです。スタジアムは前提としてスポーツを観る場所ではありますが、そのためだけに作ってもただの箱物になってしまう。だからスタジアムやスポーツが街の文化と一緒になっていかなければならない訳ですね。

 

横浜スタジアムの構想ではそこがよく考慮されていて、今後観光などで訪れる外国人が増えることも見込んで街のアイコンになろうともしている。壮大ではありますが、国内外から多くの人が訪れる横浜という土地柄にもマッチした姿であり、球団がスタジアムを経営しようというだけでなく非常に考え込まれた理想像になっていますね。

 

スタジアムのボールパーク化というのは広島カープ、東北楽天などが既に取り組んでいるところで全く新しい考えではありませんが、ここまで都市の文化までを考えたものは今まで無かったのではないでしょうか。横浜スタジアムが今後どのような変化を遂げていくのか、時間はかかるかもしれませんが注目して見ていこうと思います。

 

観客の体験を考慮した東京ドームに、都市文化と溶け込もうとする横浜スタジアム。いずれもスタジアムを訪れる、あるいはスタジアムに関わる“人”に視線が向けられた変化です。これから色々と言われることはあるかもしれませんが、スタジアムの新しい形をブレずに実現していってもらいたいですね。

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