サッカー

改めて考えるべきJリーグの制度とスケジュール

2016/06/14

2015年のJリーグは昨日12/5(土)にチャンピオンシップ第2戦が行われ、サンフレッチェ広島の優勝で幕を閉じました。残すところはクラブワールドカップと天皇杯で日本サッカーのシーズンは終了となる訳ですが、一方で既に来シーズンの日程も固まりつつあり、ここで改めてJリーグのスケジュールについてを考えないといけないと思います。

 

そもそも私は2ステージ制とチャンピオンシップの開催には反対なのですが、改めて見ても今シーズンの日程は歪(いびつ)だったと言わざるを得ません。

 

Jリーグが直面する“スケジュール破綻”の危機。2S制導入で生じた『変則』、今こそ夏春制移行の議論を
早くも迎えた『ホーム最終戦』に覚えた違和感 ホーム最終戦でサポーターに挨拶した湘南ベルマーレの曹貴裁監督【写真:Getty Images】  10月最終週に行われたJ1のセカンドステージ第15節に対して、ある種の違和感を覚えたファンやサポー

 

チャンピオンシップ開催はクラブや選手に負担を強いる“害悪”

これまでにも各所で指摘されているように、無理に開催を決定したチャンピオンシップを無理にスケジュールに組み込んだせいで、山場期間の空白や盛り上がりが微妙なシチュエーションが少なからず生まれてしまっている。日本代表のハリルホジッチ監督にも、日程緩和のためにスケジュールの変更やチーム数の削減を申し入れされるような状態になっています。

 

おまけにチャンピオンシップ第1戦を放送したTBSの中継も、まるで第2戦の存在が無いかのようなミスリードを生む実況の仕方で批判を浴びています。名目としては新たなファン獲得のため、言葉を選ばず言えばJリーグの金儲けのために無理やり開催したチャンピオンシップですが、果たして本当にファン獲得や金銭の面からJリーグに利益をもたらしたのでしょうか?

 

2016年シーズンに至っては、代表戦やチャンピオンシップとの兼ね合いで、史上初の2月開幕・11月上旬閉幕という日程が提案されている。クラブによっては2017年シーズンまで最大4ヶ月もの空白ができるとあっては、今シーズンの反省があって来シーズンが改善されるならまだしも、重ねて混乱を呼び込もうとしているチャンピオンシップは害悪そのものでしかありません。チャンピオンシップ制度には年間の成績が悪くても年間王者になれてしまう欠陥もそもそもある訳です。

 

開幕を早めることは、今シーズンを最後まで戦い抜いた選手たちの休養期間を奪うこと、各クラブの準備期間を奪うことにそのままつながります。11月という早い段階でシーズンが終わってしまうと、Jリーグ全体としては動いていても試合が無くなってしまったクラブにはそれだけでマイナスプロモーションになってしまう。シーズンの短さを補うために、水曜日開催を増やして解決することでもない。Jリーグが今やろうとしていることは、どこからどう考えてもクラブや選手に無理強いをするだけなんですよね。

 

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現行の制度とスケジュールはJリーグのためになっているのか? 日程と制度の両方について検証が必要(画像はイメージです)

 

Jリーグにはシーズン移行と大会方式を合わせた議論が必要

Jリーグとしては“然る時期に秋春制へシーズンを移行する”という合意があるとのことですが、この時期を早めなければならないのかもしれません。加えて、シーズン移行の議論と並行して、Jリーグの開催方式も考えるべきだと思います。例えば東西リーグのようなカンファレンス制だとか、必ずしもヨーロッパのトップリーグと同じような開催方式でなくてもいいはずです。あるいは天皇杯やナビスコカップの在り方も同時に議論しなければなりません。

 

Jリーグが生きるか死ぬか、金の問題でチャンピオンシップを再導入したのだとしたら、今のスケジュールも金に関わる生きるか死ぬかの問題です。こんな害悪でしかない制度を続けようというJリーグの都合でクラブや選手に負担を強いるのは、正直言ってもう勘弁してもらいたいです。

 

「Jリーグのため」を考えるなら、やはり改めてJリーグのスケジュールについては考えるべきで、チャンピオンシップという日本にしかないおかしな制度についても考えなければなりません。Jリーグには改めて誠実に、制度とスケジュールについて再考してもらいたいですね。

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